From PARIS

秋の味覚探しゴルフ

フランスの黄一色の紅葉も悪くない

今年は2年ぶりに秋に帰国出来ると思っていたのに残念!日本の11月は 私が一番好きな月。天高く馬越ゆる秋。私の頭に浮かぶ故郷は、いつも赤い柿が青空に映える景色。私の故郷は柿と栗の産地。学校から帰ると柿の木に登り、渋柿が赤く熟した「ずぐし」を食べていた。うまく捥がないと、下に落ちて崩れて食べられなくなる。この絶妙な味は今でも舌に残る。山に囲ま  れ、子供の頃はキノコ狩りに行くと重くなるほどたくさんの松茸を始めとするキノコが取れていた。香りいっぱいの松茸を焼いて食べていた味も忘れられない。

フランスの11月は私が一年で一番嫌いな月。夏時間が終わり急に日が短くなるし、雨が多く暗い日が多い。クリスマスの飾りで、町が明るくなる12月   の華やかさはない。でも天気に恵まれると、日本のような鮮やかさはないものの黄一色の紅葉も悪くない。

好天気が何日か続いた後のゴルフもまた楽し。フランスのゴルフ場には果  物の木が多い。我が町ヴィレンヌのゴルフ場には、リンゴとクルミの木がたくさんある。りんごは虫食いが多いので捥ぐ人は少ないが、私は自然の味が好きなので、皮ごとコンポットにする。りんごの木がある方向にボールを打つと、かなりの量を収穫できる。先日一緒に回った男性はクルミ拾いに忙しい。他の人達がやっている時はずっとクルミを拾っているが、自分の番になるとちゃんとレベルの高いプレイ。その集中力には感心する。一度7ホールで辞 めるが、誰も通ることのない途中でクルミを3−4kg拾う。ボールがフェアウエイを外れ、林に探しに行くとキノコが見つかる。秋は味覚探しのゴルフにな る。