From PARIS

我が家のワイン

ワイン貯蔵庫に入りきれなくなり、古いワインを売ることにする

我が家のワイン調達元は旅先。その地方のレストランに行き、ワインを飲んで気にいると、すぐに買いに行く。レストランが選んでくれるので間違いないし、他では買えない小さな家族経営のワインが手に入る。10月にプロヴァンスに行き、昨年と今年2軒のレストランで飲んだのが気に入り、60本買って帰る。今年はコロナで友達をあまり食事に呼べず、ワインは増える一方。我が家の食事はメインが昼で、毎日ワインを飲んでいる。しかしグラスに一杯、多くても2杯なので、一本開けると2−3日はある。地下に200本入るワイン貯蔵庫が3つあるが、入りきれなくなり、古いワインを売ることにする。

10月にガニエールに昼食に行き再確認するが、私達の口にはランチの方が合う。高級食材を使った3つ星のディナーより、季節の食材を使った一つ星レベルのシンプルランチの方が好き。値段は10分の1で済むので最高。それに合わせるワインも変わってくる。クラシック料理に合う寝かせたワインより、若く元気なワインの方が、私たちが好む料理に合う。ボルドーは20年、ブルゴーニュは10年以内に飲むのが我が家好み。

2000年より前のワインを中心に手放したいワインリストを作り、ジュリアンがインターネットでワインの二ゴーシィオンを探す。家族経営の会社が18本、1083 ユーロで買ってくれる。一番高く売れたのは、グロン・プュイ・ラコスト1990、3本で1本110 ユーロ。ちょうど110フランで買っているので6倍の値段で売れたことになる。30年前まで毎年、グロンクリュを買っていたが、私が好きだったのはレオヴィル・ラス・カーズ。当時100フランちょっとで買えたのが、今は200ユーロもするので私達とは縁のないワインになる。4-5年前に1991年を飲み、私の好みでは時を過ぎているのを感じがっかりする。アンジェルス1973は、ワインのレベルが下がり、色も変わっているが70ユーロで売れる。とても飲めるワインではないと思うが、こういうワインを買う人がいるというのは不思議だ。

ブルゴーニュワインは、ロマネ・サンヴィヴァン1985、ボンネ・マール1985マグナム、ホスピス・ドゥ・ボーヌ1981は作り手が世界的に知られていないと売れない。しかしルイ・ラトゥールのニュイ・サン・ジョルジュ1979は売れる。1979年はジュリアンの生まれ年で、4-5年前、彼の誕生日を祝って開けるが、完全に時を過ぎている。

フランスは15日から日中の外出禁止令が解除され、夜8時から朝6時まで外出禁止になる。食事のテーブルは6人までOKになり、昨日3人の友達を昼食に呼ぶ。今回の我が家のワイン処分を逃れたマルゴー2本をメインの鶏、ジャガイモ、アーテイチョークのローズマリー風味に開ける。最初サーヴィスしたのは、マルキ・ドゥ・モンス1998。私には下り坂で物足りないが、私より古いワインが好きなマークと友達はいいワインだと大喜び。2ヶ月ぶりに親しい人と食事をする喜びもかなり加わっていると思う。その後に出したラベゴルス1996は、24年も経っていながら、豊かな香りと味が口に広がる。ヴァカンスでボルドーのシャトー巡りをした23年前を思い出す。外が暗くなり始め友達は帰るが、暗い12月の週末、食卓を囲んで5時間、おしゃべりと笑いの楽しい午後を過ごす。