From PARIS

タブーレ

食べ始めると止められない夏料理の一品

今年は冬から春が終わるまで、かってない長雨が続いたが、やっとフランスでは一番食べ物の美味しい夏になった。

愛好会庭見学の年度末の食事会がある。参加者は前菜かデザートを持って集まる。私はメインの肉料理に合わせるタブーレを提案。
タブーレはアラブ料理だが、今はすっかりフランス料理の一部になり、夏の前菜に、バーベキューの付け合わせに人気がある。定番のレシピにせず、私が気にいっているオットーレンギのレシピに挑戦。

イスラエル生まれの彼は、ロンドンで次々に料理の本を出している。オリエンタル風オリジナル料理は好評で、料理好きの人に人気がある。私は彼のレシピを何度か試すがいつも満足。彼のタブーレの特徴は野菜に火を通すこと。ミニトマトを強火でソテー、炒めた玉ねぎにデュラム粉のスムールを入れる。レーズンとグリルしたアーモンド薄切りを加える。モロッコの混合スパイス、 ラゼラヌーとクミンを入れ、オリーヴオイルとレモンで味付け。大量のミント、コリアンダーを入れて混ぜる。
食べ始めると止められない夏料理の一品になる。