From PARIS

りんごの季節

10月のジュリアンの誕生日には恒例のタルトタタン

10月はジュリアンの誕生日。私は彼が小さい頃から誕生日にはりんごのタルトを作っている。由樹は6月生まれ。彼女の誕生日にはいちご、フランボワーズのショートケーキかタルトを作るのが恒例になっている。

りんごのタルトに使うミルフォイユをオーブンスレートの大きさの長四角4回分をまとめて作っている。小麦粉600gにバター500gで折ったパイ生地を4つに切り、冷凍しておくと簡単に使える。

りんごといえばタルトタタン。私は50年前に貰った姑のレシピを砂糖を減らして今風にしている。これを食べた人からレシピが欲しいと言われ、オーストラリア、ドイツの友人まで行っている。

フランスには7-8種類のリンゴが出回っているが、焼き菓子に私はカナダ、またはシャントクレールを使う。茶色のカナダは大きいので、並べるのが簡単だし、見た目に綺麗。柔らかく、香りと酸味があり、焼き菓子に適している。隣村で栽培している農家が出す朝市で購入。こちらの方が立派なので、お客を呼ぶ時に使う。

緑のシャントクレールは固く小さい。香りと味があるので、そのまま食べてもいいし、焼き菓子にも合う。私が行く朝市の農家はこのりんごを栽培しているので、我が家では欠かさない。先日はこのシャントクレールでタルトを作るが、気に入って今年はこちらのタルトが多くなりそうだ。