From PARIS

孫と楽しむ夏の食事

おばあちゃんの畑の野菜でクッキング!

先週末、7歳のマティスと2歳のサッシャが我が家に来る。おばあちゃんの家に行こうと言うと喜んで車に乗る。彼らにとっておばあちゃんは私ではなく、日本の昔話に出てくる歳とった女性。畑の野菜を売って生活の糧にしている隣村のおばあちゃんは93歳。車から降りて 畑を走る子供達を見て、大きくなったと目を細める。

93歳のおばあちゃんと7歳のマティスと2歳のサッシャ

子供達はフランボワーズ、グロゼイユを摘んで食べる。長い間我が家のフランボワーズ調達農家だったのに、日照りで木が枯 れ、ほとんど取れなくなったのは残念。朝電話で注文していたインゲンは用意してあり、ブレットは持たないので、行ってから畑に取りに行ってくれる。

(上)トマトとバジリコ (下)ビュラータ(ブッラータ)
イタリア発祥のフレッシュタイプのチーズ
アンチョビはさみ揚げ
(上)ブレット(ほうれん草のような野菜) (右下)ズッキーニの肉詰め

 日曜日は家族が集まって庭で昼食。アペリティフはサッシャがとってきた庭のミニトマト、セージのアンチョビ挟み揚げ、前菜はトマトとバジリコ、ビュラータ、メインはズッキーニの肉詰と野菜は全て我が家の菜園から。ブレットのオイスターソース炒め、インゲンの昆布炒め、フランボワーズ、グロゼイユはおばあちゃん農家から、夏の食卓が出来上がる。

(左)グルゼイユ(赤スグリ)

 昨年一つ赤くなった苺をサッシャに食べさせるとその後、来る度に苺を見に行ったので、 今年は彼らのために苺をコンテイナーに移し、日当たりのいいテラスに置いたら、見事に実 をつける。サッシャは我が家に来ると苺、苺と見に行き、口に入れる。サッシャは毎日乳母が来るので問題ないが、学校がヴァカンスに入ったマティスはそのまま我が家に居残る。

インド料理を選んだマティス

一緒に料理を作り、夕食は涼しくなった庭で。マティスはアペリティフにイタリアのアペリティヴォ(アルコールの入らないカンパリ)を飲む。レストランに食事に行こうと提案し、彼が選んだのはインド料理。サモサ、チキンマサーラ、羊のビーラニ、レンズ豆 カレーをラッシーを飲みながら食べる。孫達も食べるのが大好きな家族だ。ハーブはローズマリー、タイム、オレガノ、セージ、後ろは月桂樹の木。バジリコは緑とプロヴァンスの紫。