From PARIS

レストランで食事

シンプルな外出に幸せを感じる

フランスで、外出禁止令が出てちょうど3ヶ月、15日から全国的にレストランが再開可能になる。サーヴィスする側はマスク着用、客も店内を移動する場合マスク着用、テーブルの間隔も開けると制限はあるが、ほっとするニュース。記念すべき日だと、15日レストランに行く。

 ジュリアンが修復されたシャルトル大聖堂を見たいと言うので、3人でパリから南西100kmのところにあるシャルトルに出かける。13世記ゴシック様式を代表する大聖堂で、外側は汚れを落としただけだが、内部は白っぽい色に塗られ、中世の威厳さが無くなっているのにがっかりする。シャルトルブルーと言われる13世紀のステンドグラスは、壮厳で見応えがある。

 街を流れる川の辺りにあるレストランを予約、ランチをとる。テラスがガラス張りで川を眺めながらの食事。25席ある店だが、この日の客は11名。

 前菜はアーモンド貝と裸むぎ。歯応えのある組み合わせにクレソンソース。初夏を感じさせる爽やかな味で気にいる。メインは仔牛胸肉コンフィに小じゃがいも。菩提樹で香り付けしたシンプル料理で美味しい。3ヶ月ぶりに台所に立たないで、オリジナル料理を堪能。ワインはサンセールのソーヴィニヨン白、料理に合う。こう言うシンプルな外出に幸せを感じるのは、コロナのお陰か。

前菜:アーモンド貝と裸むぎ、クレソンソース
メイン:仔牛胸肉コンフィ、小じゃがいも、菩提樹香りづけ
デザート:ババオラム

 デザートのババオラムは、小さくてラム酒の香りもせずがっかりする。その週末友達を食事に呼んだので、私も久し振りにババオラムを作る。パイナップルのミント和えを添えた私のババオラムの方が味では勝ったと思う。

まゆみ特性ババオラム