幾つになっても誕生日を祝ってもらうのは嬉しい
2年前、愛好会でアドリア海、クロアチア南クルーズをやる。船での星付きレストランレベルの食事が素晴らしく、今まで参加した愛好会のグループ旅行で、一番印象に残る旅になる。参加者から又やろうと言う声が上がり、8月末から8日間クロアチアクルーズをやる。


29人が2年前と同様、スピリッツまで飛ぶ。空港では嬉しい驚き。2年前と同じ男性ガイドが迎えてくれる。シベニックから船に乗船。同じ大きさの船だが、7人のクルーは違う。


スクラダンまで航海。小さな船に乗り、今回一番の見所、島全体が国立公園になっているクルカ島に行く。大きな滝が素晴らしく写真を撮って送ったら、家族で度々旅行している由樹が、同じ場所で撮った孫達の写真を送ってくれる。
小さな港町に到着。2年前に寄った港とよく似ていると思いながら歩いていたら、マークが先回買い物をした店があると言う。小さな港町は素朴で自然が美しくよく似ている。しかしどこの国でもそうだが、南より北の方が生活水準が高いのを感じる。

先回の南より航海時間が長いので、ガイドがクロアチアの歴史、現状をヴィデオを見せながら解説してくれる。やっと訪れた平和を満喫している人々の生活を感じる。小さな船でのクルーズの楽しみは、航海中船を停めて泳ぐこと。潮の流れがあるが広い海のど真ん中で泳ぐのは最高。

船の食事は悪くないが、先回あまりにも素晴らしかったのでつい比較してしまう。先回は外のレストランにがっかりしたが、今回はむしろ美味しく感じる。

ガイド以外クルーのフランス語は挨拶程度。私達の年齢のフランス人はほとんど英語が片言。私はサービスのカップルと仲良くなりおしゃべり。2人ともセルビア人。彼女はグラフィックデザイナーだが、ヴァカンスを取り、季節労働者として働いているボーイフレンドと過ごすために船でアルバイト。参加者の1人は愛好会員の友達でオランダから参加。彼は片言のフランス語しか出来ないので、食事の時、マークを側に座らせ、ドイツ語でおしゃべりさせる。口数の少ないマークはテーブルでもほとんど喋らないが、久しぶりに得意なドイツ語でイキイキしているのを見ると嬉しくなる。

先回は天候に恵まれ船が揺れたことがなかったが、今回は2日間風と雨でかなり揺れる。私は船酔いで辛い半日を過ごす。それが何と私の誕生日。
クルーズ中誕生日を迎えたのは私だけ。8月30日はヴァカンスの終わりで旅行することはなく、旅先で誕生日を迎えたのは初めて。幾つになっても誕生日を祝ってもらうのは嬉しい。


オーストリア帝国時代に栄えたオパティヤが最後の寄港地。当時の豊かな人達の別荘地で、美しい邸宅が残り、現在は高級ホテルになっている。ここからバスで、首都ザグレブに移動。モダンな街を観光して空港に行く。














