デュカスのチョコレートはパリでは唯一、豆を輸入し、チョコレートに加工している
10 月の愛好会パリ散策は、チョコレート、アラン・デュカス。ダミアンがデュカスのチョコレート会社のトップになって3年。昨年3月、外出禁止令が出て、在庫が捌けず、チョコレートを大量に貰って近所に配る。この経験を生かし、インターネットで注文、宅配システムが出来る。長い外出禁止でチョコレート販売が伸び、あっという間にパリに18軒の店をオープンする。
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私達が訪ねたのはバスティーユにあるアトリエ、ブティック。デュカスのチョコレートはパリでは唯一、豆を輸入し、チョコレートに加工している。愛好会のメンバー23人がヴィレンヌ駅に集合。汽車とメトロでパリに行く。ダミアンが迎えてくれ、ガラス越しにアトリエでチョコレートが出来るまでを説明してくれる。フランスは世界で最もチョコレート消費量が多い国ながら、意外と出来る過程を知らない人が多いので、みんな興味深く聞く。その後、品種が違う国々、さらにカカオバターの密度が違うタブレット、味付けボンボンを試食する。
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ダミアンがキャンティーヌ(食堂)と呼んで、よく食事に行っているビストロ、パパ・プール(鶏の親父)で昼食。グループだとメニューを決める店が多いが、ここはランチメニューの前菜、メイン3種類から各自選ばせてくれる。私はカジキマグロのカルパッチョ、仔牛肉にパニスのピューレを取る。季節食材のシンプル料理。この2皿を選んだ人が多いが、みんな美味しいを連発。マークはテリーヌとサーモンを取り、私も味見するが悪くない。ペイ・ドックの赤白が出て各自どちらか選択。私は白を選ぶ。こういう気軽に飲むワインのレベルが上がったのは嬉しい。コーヒーを飲んでデュカスに戻る。
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隣に今年からアイスクリーム店を出したので、ここでデザート。全員が2種類のアイスクリーム、シャーベットを選ぶ。素晴らしい秋晴れの一日、外道でアイスクリームを食べる参加者の笑顔が絶えない。
夜レストランで撮った写真を送ったら、楽しい一日だったとメールが届く。11月は、安藤忠雄が元証券取引所だった建物の改装を手掛け、今年オープンした現代アート美術館ボース・ド・コマースに行くが、20名限定にすでに40名の申し込みがある。