From LONDON

フランスへのバカンス

フランスはポジティブだった

先日、フランスに住む友人家族に「リフレッシュになるから是非いらっしゃい」と誘ってもらい10日間フランスに行き、自然豊かなフランス中西部のロワール地方でバカンスを過ごした。

⬆️フランスで一番長いロワール川を中心としたロワール地方は、質の良いブドウが獲れるワインの産地であり、古城が多い美しい風景でも有名だ。

私は3月23日のロックダウンから約4ヶ月、感染への恐怖でほとんど住んでいるエリアから出ておらず、今回の旅も行くべきかすごく悩んだ。しかし帰ってきた今、明るい気持ちで“行ってよかった”と感じている。その理由は、この旅を通して、どんな状況下であっても、「全ては気の持ちよう次第」ということを彼らから学んだからである。

現地で会う友人たちは、この状況に対する気持ちを切り替えて前に進んでいた。“あまり深く悩み過ぎてしまうと時間が勿体無い、体にも悪い”“この状況は変わらないのだから、せっかくなら楽しんでいこう!”という前向きな気持ちで生きていた。もちろん罰金制度もあるくらい厳しく制限されている国なので、マスクの着用が徹底されているし、どこへ行っても除菌ジェルが設置され衛生意識をさせている。しかしこんな非日常の中で、重い空気は微塵も感じなかった。そこには国の補助金制度等はもちろんだが、国民性・文化がポジティブに働いていると感じた。

⬆️新鮮な野菜や果物を求めマルシェ(朝市)へ。フランスでは各通りや広場でマルシェが開催されている。フランスのマルシェはとても親しみやすくて、食材を見ていたりすると、喋りかけてくれるお店の人もいる。「bonjour!(こんにちは)」「「ça va?(元気?)」の挨拶から始まるフランス人のコミュニケーション。言葉がわからなくても、マスクをしていてもマルシェの活気はひしひしと伝わってきた。

まず、フランス人は服装、生き方、食べるもの、全てにおいて「自分のスタイル」をもっており自分の価値観に正直なこと。制限された中でどう楽しむか?を各自が考えて行動しているし、ニュースや周りの意見に過剰に影響を受けないように感じた。また、彼らは「Bonjour!(こんにちは)」や「ça va??(元気?)」等、様々な場面で初対面の人とも当たり前のように笑顔で挨拶をする。会話のきっかけとなる挨拶をする文化があるからこそ、自然とコミュニケーションが生まれ刺激や活力を与え合うことができていると感じた。

そして、フランスは芸術の国と呼ばれるだけあって、コロナに対する注意書きポスター等もユニークで遊び心があった。このコロナ禍で、ついクスっと笑ってしまうような工夫ができるフランス人は気持ちにゆとりがあり魅力的だ。

⬆️まるで洞窟探検のようなきのこ博物館に行ってきた。champignonシャンピニオンと呼ばれるいわゆるマッシュルームは、この地方の特産品。生育されているきのこはユニークで、まさにアート作品のようだ。
⬆️帰りに、シャンピニオンをたくさん購入し、家に帰って早速調理してもらった。シャンピニオンを使った料理は、ほんのり風味が香ってとっても美味しかった。美味しい食材を美味しく料理して最高の状態で家族や仲間たちと分かち合う、そんなワンシーンこそが、フランス人にとってもっとも大事な日常の一つなのだと思う。

生活の中で、人とのコミュニケーションの中で、彼らの習慣や考え方を少し取り入れるだけで、この長期戦になるであろうコロナウイルスとの向き合い方やモチベーションが変わっていくはずだ。私も彼らを見習って、自分らしくポジティブに生きていこうと思う!