ロンドンで過ごす初めての誕生日、一生忘れることはない

「Sketch」はロンドンで最もおしゃれで、友人にオススメしたいレストラン&カフェNo.1だ

誕生日にクラスメイト全員とハグできることが、いかに特別感があって幸せかなことかと実感

ロンドンで過ごす初めての誕生日。当日は学校があった。私の誕生日を知っていた仲の良いスイス人、ロシア人の友人二人が駆け寄ってきて、真っ先にお祝いの言葉とプレゼントをくれた。それを聞いていたクラスメイトも次々に私の方へ駆け寄ってきて「おめでとう！」と言ってくれた。「ハグしても大丈夫？」と確認してくる友人達が愛おしくてたまらなかった。コロナウイルス感染拡大によって行動が制限され、皆が意識的に人との接触を減らしてきた。そんな中で、こうして誕生日にクラスメイト全員とハグできることが、いかに特別感があって幸せかなことかと実感した。

担任の先生が教室に入ると、いきなり電気を消して、ろうそくに火を灯し誕生日の歌を歌ってくれた。それに合わせてクラスメイト達も！全員に囲まれてお祝いしてもらった。「本当ならお菓子やケーキも用意したかったけど、こんな状況だから食べ物の持ち込みと共有は禁止なのよ。ごめんね。」という先生。喜ばせようとしてくれた気持ちがとても嬉しかった。

授業が終わって向かった先は、「Sketch」！

Sketchはロンドンで最もおしゃれで世界観が独特なレストラン&カフェだ。友人二人と、ずっと行ってみたかったSketchにランチをしに行った。Sketchは５つの個性的なコンセプトルームがある。とても人気なので事前予約が必要だ。ホームページがとっても魅力的！それぞれの立体をクリックすると各ルームの世界観に合ったユニークで可愛らしいゲームを楽しむことができる。
https://sketch.london

草木を自由に植えたり、食べ物を積み重ねていったり、書いた一筆書きの文字が３Dになって回っていったり・・クリックすると人の笑い声や食べている音等リアルなサウンドが交差されるページもある。クスクスと笑ってしまう面白いアイディアだ。

Sketchに到着し、中に入ってみると不思議な異空間が広がっていた。エントランスから非日常感が味わえてドキドキワクワクした。ちなみにこの建物、昔クリスチャン・ディオールのロンドン・アトリエだったそうだ。

私たちが選んだのは「The Glade」。幻想的でまさにファンタジーの世界の森の中のような空間。インテリアの壁画アート、装飾品、照明など全て凝っていて独特な世界観に魅了された。ゲストが落ち着ける開放的で柔らかい空間でありつつも、ゴージャスでとても綺麗だった。

次にお料理。私が注文したのは、バターナッツ・スクワッシュリゾットの焼きリコッタチーズ添え。（バターナッツ・スクワッシュはかぼちゃの一種）ほんのり甘みがあり、クリーミィーで上品な味わいだった。普段自炊をしていてほとんど外食をしていないのもあるが、ロンドンで食べた料理で断トツに一番美味しかった。もう一度食べに行きたい！

次にデザート。季節のアイスとシャーベットをいただいた。左から、チョコレート・オレンジ・ラズベリー味。最後にチョコレートソースが加わって、見た目も華やかでとても美味しかった。

さらに、お店からバースデープレートのプレゼント！なんと私がトイレに行っている間に友人二人が頼んでくれていたようだ。日本は事前に予約してお願いしないと準備できない店がほとんどだが、急だったのにもかかわらずしかも無料で素敵なプレートを出してくれた。

お料理が本当においしく大満足だった。後から知った情報だが、シェフはフランスで2度3つ星を獲得したピエール・ガニェール。経営はレストラン界のカリスマ、ムラド・マズウスだそう。そう聞くと、堅苦しい高級レストランのように感じるが、高級感を保ちつつ、クールでオシャレな若者も気軽に入りやすいところだった。

Sketchには5つのお部屋があるが、覗くことができた場所だけ紹介

私たちが食事をした「The Glade」の隣にあるのが「The Gallery」。全面ピンクでとってもかわいい！一見女の子女の子としたガーリーな印象に見えるのだが、壁の絵がシュールだったり、地面の石タイルがシックだったりと様々なテイストが混ざって一風変わった可愛さがある。花中心ではなく、ボリュームのある草が生けられているのも面白い。

絵はDavid Shrigleyというイギリス人アーティスト、お部屋はIndia Mahdaviというフランス人建築家の作品だそう。