From PARIS

家族揃ってブルターニュでヴァカンス

家族が仲が良いのは、毎年過ごすヴァカンスのおかげ!

昨年はスロヴァニアまで行ったので、今年の家族ヴァカンスはフランスに留まることにし、由樹達の別荘のあるブルターニュに集合。サンマロに近い北に位置する小さな村ロンシューに行く。広大な野生のビーチがあり、海のスポーツが出来る。 

自然が広がり、海に沿ってブルターニュを一周出来る小道は人に会うことも少ない。潮の満ち引きが世界一とあって、潮が引くと船が陸地に並んでいる。各ビーチでは潮が満ちる時間があり、その時間に泳ぎに行く。水は冷たいが、入ると体が引き締まり気持ちが良い。ブルターニュは雨が多く、紫陽花が見事。またギャレットを食べるので、白い花の蕎麦畑があちこちに広がる。 

 この村のビーチに夏だけ営業するバーがある。アペリティフに理想的な場所で、ブルターニュ特産のシードル、ビール、ワインを飲みながら、料理を摘む。料理は日替わりメニューで、10ユーロ前後の小さい皿。女性シェフは創作意欲のある人で、どの料理もシンプルながらオリジナルで美味しい。私達大人6人はその日の料理を一皿ずつ取り、気に入った料理を再注文する。私はいつもここに行くのが楽しみで、他のレストランに行く気がしない。孫達は、支払いが出来るママの携帯を借り、隣のスポーツクラブに食事に行く。途中で見に行くと、2人で海を眺めながら食事をしている。デザートのお菓子も食べて良いかと聞きに来たので、由樹が2人で一個の条件を出す。途中で彼らは店の人が2つくれたと大喜びで言いにくる。  

 朝市で鰯、鯖を買いバーベキュー。余った鰯を翌日蕎麦粉のギャレットと呼ばれるクレープに包んで食べる。ブルターニュの人達はサッカー見物に行くと、この鰯ギャレットを食べながら観戦する。アレニエと言う赤いカニもブルターニュに行くと食べたくなる。海の幸が豊富なのは嬉しい。 

 家族で食卓を囲んで積もり積もった話に花が咲く。夕食後は、10歳のマティスも含めてクイズゲーム。我が家族が仲が良いのは、毎年必ず家族揃って過ごすヴァカンスにあると思う。