From PARIS

フランスの猛暑、日照り

冷房なしでも、プールとゴルフで夏も快適だ

一昨日から雷が鳴り始め、昨日やっと雨が降り一週間の猛暑が終わる。フランスの夏の気温は高くても30度を僅か超えるぐらいで、朝晩の気温は20度を超える事が少ない。日中が35度を超え、朝晩も20度を超える位になると猛暑宣言が出る。長い猛暑に耐える日本の人達から見ると、信じられない位だろう。フランスの家庭には冷房がない。気温が高くなると、雨戸を閉めて室内で過ごす。40度近い日には、室温が30度近く上がりさすが厳しい。

 我が家には地下室があり、気温は一年中20度前後、猛暑になると地下に降りて道場に寝る。又ちょうど良い機会なので地下を片づける。長い間管理が大変でプールを作ったのを後悔していたが、年々気温が高くなる現在プールがあって助かる。猛暑になると一日何回も水に入って身体を冷やす。また夏マティスが来ると、泳ぎっぱなし。彼が喜ぶのと、猛暑対策でプールは生きる。

マティスが来ると、泳ぎっぱなし

 僅か一週間程度の猛暑を我慢すれば、フランスの夏は快適。湿気はなくからりとしているし、朝晩は気温が下がるので過ごしやすい。夏時間で日が暮れるのは夜10時頃なので、一日の大半外で過ごせる。ただ年々深刻になるのは日照り。今年は3月の外出禁止令が出た頃から夏の陽気。気分的には助かるが、雨が降らず土地は乾きっぱなし。水不足になり、農作物にも深刻な影響が出ている。わが町は雨が避けて通るようで、近くで大雨が降っても降ることはなく、昨日の雨まで3月からほとんど降っていない。庭の花や菜園には水をやらないと枯れてしまう。芝生は焼けて、茶色になり、硬いコンクリートのよう。 

パークのリハビリを兼ねて始めたゴルフも今はハンデなし!

 ゴルフ場もグリーン以外水を撒かないので、芝生はほとんど土に近い。ボールを打つと、延々と転がり、どこで止まるかわからない。コロナで出かけるのを控えているので、今年の夏は猛暑期間を除いて、週2回平均でゴルフをやっている。我が家から歩いて行ける距離なので、朝の涼しいうちに12ホール回ることが多い。ゴルフは時間を取るので私達は興味なかったが、マークがパーキンソン病になって、足を前に出すのが難しくなり、リハビリを兼ねて2人で始める。ゴルフクラブを押して歩くので、歩行距離はかなりになる。最初一緒にやる人達を待たせ気味だったマークも、今ではほとんどハンディがなくなる。日本のゴルファーには羨ましがられる位、町民割引で、良心的な値段。年間契約すれば一年中、好きなだけやれる。プールとゴルフで夏を快適に過ごしている。