Bristol (Banksy)
ロンドンは、世界的に有名な覆面アーティスト・バンクシーをはじめとする世界的に有名なストリートアーティストの本拠地として有名だ。私のロンドン生活の日常の中で、感性を豊かにしてくれた、精巧なグラフィティアートを含むカラフルなストリートアート。驚嘆するレベルの作品の数々で、ロンドンの街は彩られている。
まずは、スプレーの落書きをアートに変えたアーティスト、バンクシー。ストリートアートといえば、真っ先にバンクシーが思い浮かぶだろう。そんなバンクシーの出身地とされているのが、ブリストル。古くから港町として栄え、イギリスでは8番目に人口の多い、イギリス南西部最大の都市である。ロンドンから電車で1時間45分ほどの場所だ。今でもバンクシーの作品が残されており、バンクシーが有名になる以前の初期作品をはじめ、様々なアーティストによるグラフィティを楽しむことができる。
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⬆️ブリストルで見たバンクシーの作品。
オランダを代表する画家フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」のパロディー作品。
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⬆️私が訪れた2021年8月は、この状態であったが、その少し前まで少女の壁画に巨大なマスクが付け加えられていたようだ。
バンクシー本人が付け加えたかどうかは不明らしいが、このご時世にふさわしくとてもインパクトがある。なんともメッセージ性のある壁画だ。
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⬆️つづいては「Well Hung Lover」。こちらはイギリスではじめて合法となったストリートアートだそう。全裸の男が窓に片手でぶらさがっており、窓にはスーツを着た男性が裸の男性に気づかずよそ見をしている。男性の隣には下着姿の女性がいる。この絵は、不倫を起こした疑いのある下着姿の女の夫が現場から逃げた裸の男を窓から探しているという内容である。
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⬆️壁画の下には、グラフィティがあり衝撃であった。歴史的な建物が数々並ぶブリストルだが、そんな中バンクシーの影響もあってかストリートアートがかなり充実している。