今までずっと我慢してきたロンドンのエンターテイメントを存分に楽しもうと思う。
新型コロナウイルスで休演していたロンドンのミュージカルは、7月から徐々に再開し始め、7月と8月に2つのミュージカルを観てきた。久しぶりに観るミュージカルは、夢なのかと思うぐらい、嬉しさと感動で胸がいっぱいになった。前回は、日本でも人気の『Les Misérables』をご紹介したが、続いてのミュージカルは『ヘアスプレー』を。
この日は、仕事がお休みで予定が何もなかったため、安くミュージカルを観に行こう!と思い立ち、当日券を求めに一人でチケットボックスに行った。
⬆️チケット売り場の様子。平日のため、並んでいる人が少なかった。
⬆️このように、今日観ることができるミュージカルと時間が紙に記載されている。この中から演目を選び、席を選んでいく。ぽつぽつと席が空いているため、当日こうして一人で行くと驚くほど安く購入することができる。
私は良い席で見たかったので、前の方の席をお願いしたが、£112のチケットが£35で手に入った。£77も安く購入できたのだ。
⬆️このような形でレシートがわたされ、後ほど以下のメールが来る。
⬆️こちらが電子チケット。
⬆️入り口の様子。30分前には中に入ることができる。
⬆️カバンの中身チェックや、チケット確認、除菌などを済ませる。
⬆️会場内の様子。Les Misérablesから一ヶ月以上経っているため、劇場内の規制も緩和された。隣の席との間隔はなく、ぎっしり埋まっていた。また、マスクをしていない人も多く見かけた。
⬆️売店のスタッフの様子。Les Misérablesに比べて、新作グッズの種類が多かったり、コンセプトに合ったカラフルなドリンクを売ったりと、目に見えてプロモーションに力が入っていた。
⬆️終演後、感動のあまり思い出を残しておきたくて、パンフレットとスマホケースにつけるポップソケットを購入した。
⬆️ヘアスプレーのカーテンコールでは、スタンディングオベーションで会場全員がリズムにのって踊ってクラップをして、とってもハッピーな空間だった。私は一人で行ったが、気さくで優しい隣の席の人たちと目を合わせ、お話をし、その空間を楽しんだ。ロックダウンした当時から考えるとこの状況は奇跡に近く、こんな素敵な日が戻って来るなんて夢にも思わなかった。多分、あの時の最悪な状況を乗り越えたからこそ、ここまで感動が大きいのだろうと思う。
来月もまた、当日チケットボックスに行き、何かしらのミュージカルを観に行こうと思っている。来月には、もっと良い方向に状況が変わっているかもしれない。そんな期待も膨らませながら、今までずっと我慢してきたロンドンのエンターテイメントを存分に楽しもうと思う。