郷土色豊かなノルマンディを再発見
シトロエンが1949年から1990年まで製造した2CV(ドゥ・シュ・ヴォー)という一世を風靡した車がある。前輪軌道方式の独創的かつ合理的な車で、私がフランスに住み始 めた頃はまだたくさん走っていた。自転車仲間の一人が、ノルマンディをこの車で走ろ うと提案。5組のカップルが一泊2日で出かける。レンタカーがあるチーズで知られた ポン・レ・ヴェックに行く。
私達は3台車を借り、モニターがアシスタントの運転する車 で、誘導、細かい説明で案内してくれる。舗装していない田舎道を走ると身体が飛び上がるし、エンジンの音がうるさくて大声で叫ぶ。木組みの家が美しい村、ノルマン ディの歴史に残る城、第二次世界大戦の戦場と見所がたくさんある。9時半から夕方7時過ぎまで郷土色豊かなノルマンディを再発見する。
ノルマンディと言えばチーズ、バター、クリームの産地。チーズの名前の村がたくさんあるし、ここで食べるチーズは一味違う。又料理にもクリームを使う。クリーム離れしている私達だが本場のクリームはやはり美味しい。林檎の産地でもあり、シードル農家に寄って林檎ジュース、シードル、カルバドスを試飲し、シードルを買って帰る。ノルマンディではチーズにもシードルを合わす。ノルマンディ牛のステーキを食べるが 味があって美味しい。
湖のほとりにあるホテルに一泊。賑やかに夕食。翌日は私たちの車でノルマンディ散策。途中で昼食。日曜日の夕方、週末を過ごした人達で混雑する高速道路を避け、男性の自転車コースの田舎道を走って帰ってくる。
