ワイン愛好家たちの歴史巡り

今年度最初のワイン試飲会は、ワイナリー見学。我が町から8 キロの所にある小さな村、ダヴロンにあるワイナリーを訪ねる。
イル・ド・フランスはセーヌ、マルヌ、オワーズの3河に囲まれたパリを中心とする肥沃の大地。石灰岩の土地に、大陸性気候、緯度は、シャンパンのランス、ロワールのナントと同じ、ワイン作りに適している。


18世紀には5万ヘクタール近い、現在のブルゴーニュより広い、フランスで一番大きなワイン産地を記録する。この地方では5世紀から、教会でワインを作り始める。河を利用してワインをフランス北、イギリスに運んでいた。しかし品質コントロールがなく、ワインの品質が落ち、さらに19世紀、アメリカから来たフィロキセラの害虫がこの地方のワイン作りに終止符を打つ。イル・ド・フランスでは21世紀になってまた少しずつワイン作りが再開している。




ダヴロン村はヴェルサイユを見渡す高台にあり、16世紀、ヴェルサイユ宮殿御用達のワインを作っていた。このワイナリーはブーシュ・ドゥ・ロワ、王様の口と名付け、2017年、27ヘクタールの土地に葡萄の木を植える。ボルドー、ブルゴーニュ、ロワールの品種、白はシャードネ、ソーヴィニヨン、シュナン、赤はメルロー、ピノ・ノワール。
あまり期待しないで行くが、試飲したワインは悪くない。特にシュナンは芳醇でびっくり。パリ、ヴェルサイユのアラン・デュカス、ニューヨークのレストランでもサービスし、アメリカ、日本にも輸出しているそうだが、販売にヴァルサイユの名前を借りているような気がする。




次の週、隣町の城に住む愛好会のメンバーが、カーヴを案内してくれる。 この町も我が町同様、19世紀までワイン作っていたので、カーヴがそのまま残っている。ワイン愛好家の私達に取って、身近でワインを作っていた歴史を辿るのは興味深い。














