ローレンヌ地方の首都メッツに一泊する
今年のヴァカンスは充実して大満足。8月後半ドイツに友達を訪ねる。ルフトハンザ時代、50年来の友達夫婦3組に会い、懐かしい思い出話に花が咲く。ドイツ、フランスは気軽に行き来出来る距離ながら、コロナ騒動で会えなくなり、久しぶりの再会。ドイツはフランスより気温が2ー3度低く、初秋を感じる。滞在した友達の家の庭にたくさん生えているエゴマとしそで、韓国風焼き肉を楽しむ。ライン川ほとりにあるワイナリーが経営しているレストランで、ラインワインを飲みながらドイツ料理を食べる。
今回は帰りに、いつも高速道路で通り過ぎるローレンヌ地方の首都メッツに一泊する。メッツにはパリのモダンアート美術館、ポンピドーセンターの別館がある。ここでシャガールの展覧会をやっているのが立ち寄った大きな理由。シャガールは私が大好きな夢のある画家。ニースのシャガール美術館を始め、彼の展覧会は何度も見ているが、今回は大作が集まっている。教会のステンドグラスの原画も揃っていて見応えがある。今年のヴァカンス最後のいい思い出になる。
メッツは初めて訪ねるが、思った以上に素敵な町。大聖堂を始め、教会がたくさんある古い街で、整然としている。この日土曜の夜、レストラン、キャフェ、バーは戻ってきた自由を満喫する人達でいっぱい。ちょうどミラベルフェスティバルの週末で観光客もいる。ミラベルは黄色の小さなプラムで、タルトやジャムにする。世界生産量の70%はフランス。その大半はこの地方で獲れるのだからフェスティバルで祝うのも納得いく。
帰ってきた翌日、30日は私の誕生日。子供達、孫が来て、ドイツからもらってきたハーブで 韓国焼き肉の食卓を囲む。私好みの野生ブーケとマティスの絵が誕生プレゼント。フランスは9月から新学年度が始まる。9月3日から学校が始まり、マティスも小学校に通い始める